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長引く咳…それって咳喘息かも。症状と治療法

健康   385 Views
長引く咳…それって咳喘息かも。症状と治療法

風邪はもうすっかり完治したはずなのに、なぜか咳だけ止まらない。

もしくは何の心当たりもないのになぜか原因不明の咳が続くし、薬を飲んでも一向によくならない。そういった症状はありませんか?

もしそういう症状がある場合、単なる風邪ではなく「咳喘息(せきぜんそく)」の可能性があります。その咳喘息の症状と治療法についてご紹介します。

咳喘息(せきぜんそく)の症状

症状
 
早速、咳喘息の症状についてご紹介しましょう。その症状には、

  1. ゼイゼイしたりヒューヒューといった肺に音を立てるような喘鳴はない空咳が3週間以上続く
  2. 空咳を繰り返すが胸部レントゲンでも異常がみられない
  3. 気道が過敏になっている
  4. 8週間以上上気道炎にかかっていないのに咳が出る
  5. 気管支拡張薬を使用すると、症状が著しく緩和する

などといったものがあります。

病院では、咳喘息の特徴である所見や喘息やアレルギー歴などの問診をもって総合的に診断されます。さらには、痰のなかの好酸球の量を調べたり、血液検査でアレルギー反応が出るかなどの検査で診断することもあります。

この咳喘息は、風邪の症状が引き金になって起こることが多いのが特徴です。風邪を引いたあと、数週間にわたり咳が止まらない場合には咳喘息を疑いましょう。

咳喘息と喘息との違い

違い

咳喘息は喘息と同様、気道の炎症が起きています。ですが喘息と異なる特徴として

  1. ゼイゼイヒューヒューといった肺の呼吸音がない
  2. 呼吸困難も起こらない
  3. 温度差やハウスダストなどのアレルギー、喫煙やストレスに反応して悪化する
  4. 夜間や明け方に症状が悪化しやすい

ことが挙げられます。また、大人の発症者が多いことも特徴です。

咳喘息は喘息になる一歩手前の状態であるともいわれており、たかが咳だと軽く思ってそのままにしておくと本格的な喘息に移行するリスクがあるので注意が必要です。咳喘息のおよそ3割のひとが喘息へ移行するといわれ、咳喘息は時間が経ってから再発しやすいといわれています。

そのため重症化を防ぐためにも、早期の診断と治療が必要になってきます。また、抗生物質や咳止めを飲んでいても効果がないので自己判断での服用はやめましょう。

喘息は、症状が良くなったり悪くなったりを繰り返し、そのうちに気道の上皮細胞が破壊と修復を繰り返して炎症を起こします。

やがて時間が経過して慢性の炎症となると、気道が過敏になってしまい少しの外部刺激により発作を起こしてしまう可能性があります。そのため、いかに早期に治療するかが大事になってきます。

咳喘息の治療法

薬

咳喘息の治療法ですが、気道の炎症を抑える「吸入ステロイド薬」「経口ステロイド薬」と、気管支を広げて呼吸を楽にする「気管支拡張薬」といった薬を使います。

長期で使用できる吸入ステロイド

とくに吸入ステロイドは、微粒子が気道の粘膜に直接吸収されることで、局所的かつ確実な効果が期待できます。ただし、使ってすぐに効果が出るわけではなく、毎日決まった吸入方法を守って継続使用して時間をかけて効果を発揮していくので、根気を持って続けていくことが大切になります。

吸入ステロイドは正しく使いましょう

吸入ステロイドは、前のとおり吸入して使用するため、ほとんど副作用もなく長期使用での安全性は確立しています。ただし、吸入後にうがいをしないと、まれに嗄声や口腔カンジダなどの副作用を起こすことがあるので、吸入後は必ずうがいをするようにしましょう。

また、正しく吸入できないと効果が発揮されないので、使用方法は必ず医師や薬剤師からしっかりと説明と指導を受け、正しく吸入できるようにしましょう。一般的に数ヶ月は続けることになりますが、自己判断でやめてしまうと咳喘息を再発させるリスクが高いので、必ず医師の指示とおりに使い続けることが大切です。

実際に、治療期間の短い人ほど再発率が高くなると言われています。また吸入ステロイドを使用することにより、咳喘息から本格的な喘息へ移行することを防ぐ効果があるので、喘息予防の観点からも吸入ステロイドは非常に有効であるといえます。

気管支拡張剤と経口ステロイド

気管支拡張剤は咳喘息にとても効果的なので、併用されることが多いです。最近では、気管支拡作用のあるβ2刺激剤と吸入ステロイドの合剤が発売されており、この合剤を使用した治療が開始される場合も多いです。

重症の場合は、経口ステロイドが使われることもあります。経口ステロイドは量にもよりますが、むくみに似たムーンフェイスなどの副作用が起こる場合がありますが、服用をやめればそういった副作用は戻ります。

このほかに抗アレルギー剤が使われることもあります。これは、咳喘息とアレルギー反応がかなり密接した関連があることから効果がある程度期待できると言われています。

いままで抗アレルギー剤は眠気が出ると言われていましたが、これも近年は眠気の出にくい抗アレルギー剤がたくさん出ているので、副作用はあまり心配しなくて大丈夫かもしれません。

治療に役立つ咳喘息のセルフケア法

手洗い

そんな咳喘息ですが、自分でできる治療に役立つセルフケア法もあります。

手洗いやうがい、マスクを着用する

咳喘息の引き金になる風邪やインフルエンザに感染しないよう、日頃から手洗いやうがい、マスクを使うなど気を配ることが必要です。とくにに手洗いは風邪やウイルスへの予防効果が高いと最近言われているので、こまめに念入りな手洗いをすることは、簡単かつ効果が高いとセルフケアと言えるでしょう。

人ごみを避ける

調子の良くない時や風邪が流行っている時期は、人ごみを避けるなどといった行動も大切。そして、アレルギー反応により気道が過敏になることも悪化の一因ですので、まめに部屋を掃除してホコリを出さない、ペットを飼っている場合は空気清浄機をつける、寝具を常に清潔に保つなども大切なセルフケアであるといえるでしょう。

喫煙や飲酒を控える

喫煙や受動喫煙も咳症状を悪化させるので、禁煙はもちろんのこと副流煙にも気をつけましょう。また、過度のアルコールも咳喘息を悪化させるので、飲酒量にも気をつけることが大切です。

体温調節に気をつける

温度差も気道への刺激を誘発しますので、ストールやカーディガンなどといった体温調節に便利なアイテムを外出時には持ち歩いたり、エアコンの温度調整には気を配るようにしましょう。

喉を潤わせる

乾燥する時期は、喉の粘膜も乾くことで刺激に過敏になりがちで咳も出やすくなります。部屋に加湿器を入れたり、外出先ではマスクをする、こまめに水を飲んだり飴をなめるなどして、喉を潤わせることも必要です。また、寒い時期には首元を温めたり、温かい飲み物を飲むなどのどを冷やしすぎないように注意しましょう。

生活習慣を整える

ほかのアレルギー症状にもいえることですが、ストレスや睡眠不足、栄養バランスの偏りはアレルギー症状を悪化させます。自分がストレスを感じている状態だと思う場合はゆっくり休養することを心がけること、睡眠不足の場合は睡眠を多くとるよう気を配ったり、睡眠環境を整えたりすることも大切です。

食事の栄養バランスに気をつける

栄養バランスの偏りは免疫力を下げて風邪にもかかりやすくなるので、なるべく野菜を中心とした健康的な食生活を心がけるようにしましょう。根菜類はのどを温める作用があるので積極的にとることをおすすめします。

運動をして免疫力を高める

免疫力を高めて風邪やウイルスへの抵抗力を高めましょう。抵抗力を高める意味では運動もおすすめです。医師の許可があれば、無理のない範囲で軽い運動をすると良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

咳喘息は、最初は軽い咳から始まるのでなかなか気づきにくい方も多いかと思います。しかし、慢性の経過をたどらないためにも、早めの診断が必要な疾患です。

「いつもと違う咳がする」「そんな咳が気づいたらずいぶん続いている気がする」といった場合は、念のため早めに医療機関を受診しましょう。

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