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家族葬ってどんな葬儀?ルールとマナー

 2016/02/17 マナー   671 Views
家族葬ってどんな葬儀?ルールとマナー

昔ながらの伝統的仏式葬儀だけではなく、今では葬儀形式が多様化しています。

昔であれば通夜と告別式を2日間に渡って行い、親戚や友人だけではなく地域の人や仕事の関係者まで呼んでいました。そして「参列者の数が多いほど心がこもっていて立派」というのが昔ながらの葬儀の考え方でした。

しかし、最近ではこのような伝統的な形式にこだわらず、もっと小規模で行える「家族葬」という形式を利用する人も増えているんです。その家族葬のルールとマナーについて、詳しくみていきましょう。

家族葬とは?

はてな

家族葬は、15〜30名ほどの少人数で営む家族中心の葬儀です。家族、親戚以外には故人と親交の深かった人だけを参列者として招き、ゆっくりとお別れを行います。

家族葬は特に、都市部の核家族を中心に利用されています。他にも、習慣にとらわれたくない人たちが希望するケースもあります。

家族葬の最大のメリットは、多くの弔問客の対応に追われることがないので、遺族が比較的ゆっくりとできるところです。また、決まった形式はないので、式場を借りて仏式を取り混ぜて行ったりなど、宗教形式で行うことも可能です。故人の希望、遺族の思いを反映させやすい葬儀ができます。

参列者が少ないということで、料理や返礼品にかかる費用が抑えられるというメリットもあります。

家族葬のルールとマナー

葬式

家族葬は参加する人が少ないからといって、ルールやマナーがないということではありません。その家族葬のルールとマナーについてご紹介します。

家族葬することを事前に伝える

家族葬は従来の伝統的仏式葬儀に慣れた年配の方々から批判されることも多いです。「弔慰がない」「あっさりしすぎている」「世間体が悪い」などと感じられてしまい、快く思われない可能性もあります。

いくらこっちが「これが今のやり方」と思っていても、感情にしこりが残ってしまうと後々やっかいなことになります。なので、家族葬を行うときには事前にちゃんと説明しておくことが大切です。

葬儀の日程が決まったら電話で連絡しておきましょう。メールでやり取りしたいという人もいるかもしれませんが、冠婚葬祭関係の連絡はメールだとそっけない、マナーが悪い、という感じを与えてしまう可能性が高いからです。

そこで「家族葬で内々でやることに決まった」ということを伝えておきましょう。

この時に連絡しなかった友人や知人に対しては、葬儀が終わったあとの1〜2週間以内に故人が亡くなったことをお知らせするのがマナーです。このときに一緒に挨拶状もどうするのか相談して決めておくと良いです。

お坊さんに葬儀の依頼をする

僧侶家族葬でよく使われることが多いのは、仏式を取り入れた仏式家族葬で、お坊さんをお寺から呼んできてお経をあげてもらわないといけません。

菩提寺がある場合には、そこの住職に連絡して葬儀の日時を事前に打ち合わせしておきます。菩提寺が遠くて来てもらえない場合には、同宗同派のお寺を葬儀社などから紹介してもらえばOKです。

ただし、戒名(故人の死後の名前)は菩提寺でつけてもらうようにしましょう。戒名をつけてもらうとそこのお寺と縁を結んだということで、あとでお布施をおさめるように言われるなど、関係ができてしまうからです。

そもそも菩提寺がないという人は、葬儀社に宗派を教えておけば都合の良いお坊さんを紹介してもらうことができます。最近ではネット通販でお坊さんに葬儀の依頼ができる、という話もありましたが、これも同じようなことですね。ちなみに戒名もつけてもらうことができます。

家族だけでお経をあげるのもOK

家族葬には決まった形式がないので、仏式で行うにしても取り扱い方は自由です。お坊さんにお経をあげてもらう時は、通常ならば通夜と葬儀のときにそれぞれ頼みますが、家族葬ではあえて通夜の時はお坊さん抜きで、ごく親しい人達だけで過ごすというのもありです。

この方がゆっくり過ごせて、心のこもった葬儀ができるというならば、あえてこのような方法をとっても良いでしょう。

他にも、葬儀でお坊さんに読経をあげてもらわないで、遺族や親族が読経を唱えるというケースもありです。ただし、この場合には事前にお坊さんを呼ばないことを参列者に伝えておきましょう。

服装マナーは通常の葬儀と同じ

葬式・服装家族葬での服装については、基本的に通常通りのマナーに従います。お坊さんを招いて行う場合には、規模が大きくても小さくても、喪服を着用するのがマナーです。

服装は男性はブラックスーツ、女性は洋服ならブラックフォーマルワンピース、和服なら黒無地に染め抜き五つ紋付、などがマナーです。

アクセサリーは結婚指輪の他には、真珠、黒曜石のネックレス、イヤリングはOKです。あまり派手な服装は控えて、地味な色にまとめるのがルールです。

忌明けの挨拶状を送る

挨拶状は、四十九日の法要後の忌明けに送るのが習わしです。この時期になると遺族もだいぶ落ち着いてきて、心境が変化してきます。

家族葬では呼ぶ人数が少ないため、通夜と告別式に参列していない人に対して、挨拶状だけ送るケースもあります。この場合にも、内々で葬儀を済ませたことに対する謝辞、それに理解してもらったことへの感謝、滞りなく進行できたことへの感謝、などを文面にしたためるようにします。

通常の葬儀であれば通夜と告別式に参列してもらった人に出せば良いのですが、家族葬の場合にはどこまで挨拶状を出すかで悩むこともあるので、リストを作って整理しておくようにしましょう。

香典は基本的に受け取らない

香典香典については、家族葬では弔慰だけいただいて辞退するケースが多いです。小規模でごく身内の葬儀なので、あえて香典は受け取らないということです。

ただ、参列者の立場からすると、香典を出さずに通夜ぶるまいや精進落としを受けるのは、とても気がひけるものです。香典の辞退を事前に伝えておいても、どうしても受け取ってほしいといって聞かない人もいます。特に年配の方はこちらの懐にねじ込んですることもあります。

この場合どうすれば良いのでしょうか…。ここでは受付が「大変恐れ入りますが、故人の遺志でご香典は辞退しております。お気持ちだけありがたく頂戴いたします。どうぞお収めください」と、弔慰だけいただいて丁寧に辞退するようにします。

その場の流れでもらってしまった…ということもあるかもしれませんが、体面上では断るのが礼儀です。

戒名の注意点

戒名についての注意点としては、戒名は必ずしも必要なものではありませんが、戒名がないと埋葬を断られてしまう可能性があるという点です。

家族葬を行った人のなかには、故人の意思で戒名をいただかないという人もいますが、この場合「うちの寺には埋葬できない」と断られてしまうケースがあります。お坊さんに理由を反せば俗名で行ってくれることが増えていますが、念のためにも事前に確認しておきましょう

どうしても断られてしまう場合には、公営や民営の墓地や霊園でならば戒名の有無にかかわらず埋葬が可能です。埋葬は必ず菩提寺にやってもらいたいという場合には、事前に戒名について相談しておくようにしましょう。

まとめ

仏式の家族葬の流れをまとめると、祭壇・遺影・棺の準備、納棺、と事前準備を行います。次に通夜を行い、家族葬の当日になります。

最近では葬儀と告別式は一緒に執り行われるケースが多いです。最後の対面をしたら、火葬に向かいます。あとは還骨法要で読経と焼香を行い、精進落としとなります。

家族葬は少人数で行うので、伝統的な仏式葬儀に比べてマナーがゆるいイメージがありますが、会葬者への挨拶などはきっちり行うことが必要です。

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