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子持ちの親は知っておきたい食中毒の種類と発症までの時間

 2016/06/11 健康   111 Views
食中毒の種類と発症までの時間

子供の突然の嘔吐や下痢って、ビックリしてしまいますよね。

「胃腸炎?」「それとも風邪?」「何かおかしな物を食べた?」と親はパニック状態になります。子供の不調は、不安も大きいもの。とくにこれから夏にかけて、食中毒の季節です。

突然の不調に困惑しないよう、食中毒にはどんな種類があって、発症までの時間はどれくらいか、回復までにはどれくらいの時間がかかるか、どんな症状が出るのかをしっかりと把握しておきましょう。

食中毒は5つの種類に分けられます

パー

食中毒というのは、食品に付着した微生物・化学物質・自然毒などを食べた時に出る症状のことを言います。

主な症状としては「腹痛」「下痢」「嘔吐」「吐き気」「発熱」などの胃腸症状が主です。原因物質によっては、二次感染をするものもありますので注意が必要です。

食中毒を引き起こす原因菌

菌食中毒を起こす原因菌は9つあります。

「サルモネラ菌」「カンピロバクター」「病原性大腸菌」「腸炎ビブリオ」「ウェルシュ菌」「セレウス」「黄色ブドウ球菌」「ボツリヌス菌」「ノロウイルス」の菌やウイルスがいます。

これらの菌やウイルスが付着した食べ物を口にすることで、症状が出ます。中には、二次感染により、保菌者の吐瀉物などから感染してしまうこともあります。

例年、牡蠣が出回る頃にはノロウイルスが流行し、吐瀉物からの二次感染で大きな広がりをもってしまうウイルスもいます。

食中毒の種類の詳細

食中毒には「細菌性」と「ウイルス性」「自然毒」「化学物質」「寄生虫」の5つに大きく分けられます。

細菌性

この細菌性には「感染型」と「毒素型」があります。

感染型は、摂取した細菌が体内で増えることによって病原性を増すものを言います。代表的なものには「サルモネラ菌」「病原性大腸菌」「リステリア菌」があります。

魚介類や食肉、さらには鶏卵が原因となることが多いです。生で食べることで症状が出ます。

それから毒素型は、細菌が毒素を産み出してしまった食品を食べることで感染します。代表的なものには「黄色ブドウ球菌」「ボツリヌス菌」があります。

おにぎりなどの加工穀物食品によって発症することが多いです。

ウイルス性

ウイルスに感染している水、食品などを食べることによって発症します。さらには、感染者の唾、便、嘔吐物を介して感染することもあります。

感染する食中毒は、ほとんどがウイルス性のものであり、代表的なのが「ノロウイルス」です。

自然毒

植物性の毒と動物性の毒があります。植物性の毒は、毒キノコなどを食した時になります。動物性のものですとフグなどが有名です。

化学物質

洗剤や農薬などを間違って飲んでしまった時などに症状が出ます。食品添加物によるものもこの化学物質による食中毒として分類されています。

寄生虫

魚介類や肉類に付着していた寄生虫によるものです。中でも「アニサキス」という寄生虫が原因になることが多いです。

食中毒の発症までの時間はどれくらい?

時間

ご紹介したように、食中毒は5つの種類に分けられます。この5つの種類それぞれに、症状が出るまでの時が異なりますので詳しく説明しましょう。

細菌性の発症時間

菌によって異なりますが、症状が出るまでに0.5~8日間までの幅があります。

カンピロバクター菌

細菌の中でも「カンピロバクター菌」(鶏肉などからの感染が多い)は、症状が出るまでに1日~7日間ほどの潜伏期間があります。

腸炎ビブリオ菌

「腸炎ビブリオ菌」(魚介類や刺身などからの感染が多い)は増殖が早い細菌で、10~20時間程度で症状が出ます。

リステリア菌

「リステリア菌」(乳製品や食肉からの感染が多い)は、短い時で12時間程度、長いと91日間という潜伏期間があります。インフルエンザに似ている症状が出る為、妊婦さんや子供、高齢者の方が感染すると重症化しやすいと言われています。

ウェルシュ菌

「ウェルシュ菌」(大量に作ったカレーやスープなどから感染が多い)は、6日~15日程度の潜伏期間があります。症状が軽く済むことが多く、回復も早めです。

腸管性出血大腸菌

最後に「腸管性出血大腸菌」(O157など)の場合、潜伏期間が3日~9日程度です。

毒素型

さらに毒素型の場合、「ボツリヌス菌」(食肉、発酵食品などから感染することが多い)はおよそ4~36時間、「セレウス菌」(パスタや食肉を使って作ったスープなどから感染することが多い)は30分~6時間、「黄色ブドウ球菌」(おにぎりやサンドウィッチなどから感染することが多い)は、2~4時間程度です。

毒素型は、比較的短い潜伏期間で症状が出ます。

ウイルス性の発症時間

3つの代表的なウイルスがあり「ノロウイルス」「ロタウイルス」「アデノウイルス」が食中毒を引き起こします。

ノロウイルスとロタウイルスは約1日~2日程度、アデノウイルスは5日~7日程度の潜伏期間があります。

自然毒の発症時間

フグなどの場合は、食べてから20分~3時間以内に症状が出ます。

化学物質の発症時間

食してすぐに症状が出ます。命の危険を伴う場合もありますから、すぐさま胃の洗浄をしなくてはいけません。

寄生虫の発症時間

寄生虫にもよりますが、数時間程度で症状が出ることが多いです。

細菌性・ウイルス性食中毒の対処方法

病院

細菌性・ウイルス性の食中毒は、病院に行かなければならないような症状が出ることもありますので注意が必要です。

細菌性の対処方法

細菌性のものやウイルス性のものに関しては、菌やウイルスが体外に出ることで改善されることが多く、とくにウイルス性には治療薬はありません。

細菌性の物に関しては、症状が酷い場合に抗生剤が出ることもありますが、ほとんどは自然治癒できます。

細菌によるもので腸炎ビブリオ菌は、激しい腹痛や下痢、嘔吐がみられ、まれにしびれやチアノーゼがあらわれることがありますので注意しましょう。

ウェルシュ菌は、症状が軽いことが多いのですが、まれに視覚障害や分泌障害、喋りにくいなどの症状が出ることがあります。異変を感じた場合は、早急に病院に行くようにしましょう。

毒素型のボツリヌス菌は、めまいや頭痛を伴うことも多く、神経障害や呼吸困難などになることもありますので、すぐに病院に行きましょう。

ウイルス性の対処方法

ウイルス性は、数時間程度で症状が出ることが多く、嘔吐から始まる人が多いです。

嘔吐が治まってくると、発熱と下痢が始まります。発熱に関しましては、高熱が出ることはあまりなく、38度台ぐらいの熱が出るでしょう。

吐き気が強いのが特徴なので、お子さんが嘔吐を繰り返している時には、脱水症状が出る可能性が高いです。もし、水分もとることができない場合、点滴などで補う必要がありますので病院へ連れていきましょう。

吐き気の強い時には、水分を少しずつ与え、吐かなくなってから次の水分を与えるようにすると良いでしょう。

ウイルス性のものに関しては、二次感染も考えられますので、吐瀉物の処理には十分気を付けましょう。マスクをして、ナイロン手袋などで処理をすることをお勧めします。

また、アルコールが有効ではないウイルスも多いので、キッチンなどで使うハイターなどの次亜塩素酸ナトリウムを希釈して使用しましょう。飛沫感染をすることも多いので、汚れてしまった衣服などは捨てることがお勧めです。

食中毒になってしまった場合、どの種類になったのか確認する為にもできるだけ病院へ行きましょう。

まとめ

お子さんの食中毒を防ぐために、食事を作る前には手洗いをしっかりすること、そして食材をよく洗うこと、食器や調理器具などの除菌を徹底することで細菌性のものを防ぐことができます。

ウイルス性のものに関しては、食べ物からの感染がなくても、ウイルス感染をしている人との接触などで、二次感染をする可能性があります。

地域などで流行している時は、なるべく人混みを避けることも大切です。

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