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ジェネリック医薬品とは?メリットもあれば問題点もある?

 2017/02/10 健康   88 Views
ジェネリック医薬品とは

最近、よく耳にするようになった「ジェネリック医薬品」ですが、その名前は知っていても、どのような薬なのかまでは理解していない方も多いのではないでしょうか?

ジェネリック医薬品のことを知っておくと、自分が実際に薬を使うことになった場合に有利になることもあります。

そこでここでは、ジェネリック医薬品とは一体どのような薬のことなのか、さらにはメリットや問題点についても詳しくご紹介します。

ジェネリック医薬品とは?

薬

ジェネリック医薬品とは後発医薬品とも呼ばれ、これまでにその有効性や安全性が認められてきた新薬と同じであることが実証されている薬のことで、新薬と比較しても低価格であるという特徴があります。

ジェネリック医薬品と新薬の違い

医薬品には、医師の処方箋が無くても購入可能な薬局などで売られる「一般用医薬品」と、病院などで医師の診断により処方される「医療用医薬品」の2種類に分類されます。

このうち、医療用医薬品において新しく有効性・安全性が認められた薬が新薬です。

新薬には特許期間が設けられており、その期間中は限られたメーカーのみが製造・販売することができ、他のメーカーではそれが認められていません。

しかし特許期間が切れると、他のメーカーでも同等の成分を使用して薬を製造・販売することが可能となり、そうして作られた薬が「ジェネリック医薬品」なのです。

ジェネリック医薬品と新薬の共通点

ジェネリック医薬品は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」に基づいて、定められている厳しい審査基準や規制をクリアすることで、初めて発売することができます。

ジェネリックと新薬との共通点としては、

  1. 有効成分の種類と含有量
  2. 有効性
  3. 安全性
  4. 効果・効能
  5. 用法・用量
  6. 使用上の注意

などです。

このうち有効成分の含有量では、新薬とジェネリックのどちらにおいても、医師や患者さんにとってより良い含有量で作られています。

また、「効果・効能」「用法・用量」「使用上の注意」においては基本的には共通ですが、場合によっては異なる場合もあります。

ジェネリック医薬品のメリット

ポイント

ジェネリック医薬品にはメリットが多く、その点も魅力の一つとなっています。

新薬よりも低価格で使用できる

ジェネリック医薬品の最大のメリットが、価格が安いという点にあります。

患者さんの中には持病を抱えている方も多く、その症状を改善させる、または抑制させるために毎日薬を服用しなくてはいけない方もいます。

こうした患者さんには、治療費の他に薬代でも負担が掛かることになります。

ジェネリックは、新薬の価格と比べると約3割は患者さんの負担が減るといわれており、薬の中には約5割(半額)以上も負担が減ることもあります。

医療用医薬品の価格は、国が薬価制度に基づいてその製剤ごとに価格を決めていますが、ジェネリック医薬品は原則として最初に販売した時には新薬の7割の価格で、その後は薬価改定で新薬の2割程度になることもあります。

効果・効能は新薬とほとんど変わることがないので、ジェネリックは患者さんにとっても強い味方となります。

より患者さんに有効になるよう工夫されている

ジェネリック医薬品は、新薬よりも患者さんに有効になるように工夫されているのもメリットです。

例えば、錠剤ではより有効成分を吸収しやすいように添加物を配合したり、患者さんに負担が掛からないように味・色・臭い・形・大きさなどの形状を変えたりすることができます。

そのため多くの患者さんが服用しやすくなっており、病気の症状を早く改善できる可能性もあります。

国の医療費の削減にもなる

医療費には、私達が医療機関に支払う治療費(窓口負担)12.5%の他に、健康保険料48.7%、税金38.8%などで賄われています。

そのため、私達が医薬品をジェネリックに変えることで、国が支払う医療費の削減につながることになり、巡り巡って家庭の出費を抑えることにもつながります。

ジェネリック医薬品の問題点

考える

ジェネリック医薬品はメリットばかりではありません。少なからず問題点も存在します。

薬の効き目に差が出ることがある

ジェネリックの問題点としては、「特許」に関する点が大きいです。新薬の特許が切れるのは「物質特許」で、これは薬のもつ有効成分のことを指します。

特許には、その他に「製剤特許」というものもあり、これは新薬に使われている添加物などを指します。

もし、物質特許が切れているが製剤特許が切れていない場合には、ジェネリックを作ろうとしても新薬と同じ添加物を使用できないことになります。

同じ添加物が使用できないとなると、体内への吸収速度が変わってしまう可能性があり、場合によっては薬の効き目に差が出てしまうこともあるのです。

副作用が心配されることも…

これはどういうことかというと、新薬と同じ成分で同じ用法・用量で服用しても、「場合によっては効果が効き過ぎたり、逆に効かなかったりすることがある」ということです。

効果が出なかった場合には、患者さんの症状が改善、または緩和されないことになります。なかでも怖いのは効果が効きすぎてしまった場合です。

薬の効果が出過ぎてしまうと、副作用が心配されます。

新薬で得られる効果では副作用は心配されていなくても、ジェネリックで新薬以上の効果が出てしまうと副作用が現れることもあるのです。

有効性・安全性がしっかり実証されていない

その他の問題点としては、ジェネリックの有効性・安全性に関する実証試験に関してです。

ジェネリック医薬品とは、「薬の有効性や安全性はきちんと実証されている」と理解している人が多いと思います。

しかしその実証試験データに関して、有効性では完全に新薬と同じとはいい切れず、統計学的に新薬に近いということになっているだけです。

また、安全性に関してはそれを実証する試験などは行われていないため、情報に乏しいのが現状です。

日本のジェネリック医薬品のシェア率

シェア

ジェネリック医薬品は、欧米でとくに高いシェア率を誇っています。

また、WHO(世界保健機関)でもジェネリックの使用を推進しており、世界的に広まりつつあります。

海外でのシェア率が高い理由

海外で高いシェア率を誇っている理由は、医療保険制度が日本とは違っていることが大きいです。

とくにアメリカにおいては、医療保険が極端に制限されていることから、治療に多額の費用が掛かってしまいます。

そのため、少しでも医療費を削減するためにジェネリック医薬品を利用する人が多いのです。

こうした理由から、海外(アメリカ・イギリス・ドイツ・フランスなど)ではジェネリックが約70%以上となっており、中には90%以上のシェア率を誇っている国もあります。

海外では、日本で普及する以前から医療費削減が国の大きな課題となっており、積極的に進められてきたため、現在ではジェネリックが主流となっているのです。

日本のシェア率は約56%

一方、日本では海外に比べて医療保険制度が充実しているため、症状の軽い病気では治療費と薬代を合わせても家計を圧迫するほどの額を請求されることがありません。

そのため、日本のシェア率はまだまだ高いとはいえず、約56%にとどまっています。

少子高齢化が進んでいる日本においても、医療費が国を圧迫していることは事実であり、その医療費を削減するために積極的にジェネリック医薬品の利用を勧めています。

日本が掲げるシェア率の目標としては、今年2017年にはシェア率を70%に、2018年~2020年のなるべく早い段階で80%以上になるよう、国をあげての積極的な取り組みが行われています。

まとめ

ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、国が認めている新薬(先発医薬品)と同等と認められた医薬品のことで、その価格が新薬の3割~5割ほど低価格になっています。

こうしたメリットがある一方、問題点として場合によっては効果が効き過ぎたり、効果が出なかったりする可能性があります。

もし、薬局でジェネリックを勧められ迷ってしまったら、納得いくまで薬剤師の方に質問をしましょう。

とくに効果・効能や副作用について、一度聞いてみることをおススメします。

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