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知らないと恥ずかしい!香典袋の種類・書き方・マナー

 2016/04/04 マナー   7,311 Views
香典袋の種類・書き方・マナー

通夜・葬儀に参列することは多くないほうが良いのですが、生きていく間には知り合いの死に向かい合うこともあります。

そして香典袋が必要な時は突然やってくることもあり、そういう時に限ってどんな袋を使っていいのか迷ってしまいますよね。もし間違った袋を使ってしまったら大変です。

そこで今回は、知らないと恥ずかしい、好転袋の種類や書きか、そしてマナーについてご紹介します。

香典の移り変わり

過去

まずはじめに、香典の移り変わりについて、少しだけ見ていきましょう。

昔の香典は食料だった

香典は「お香を供える」「お香の代金を供える」といった意味があります。そして古い時代には、一部の武士階級の人々がお金や香を包んでいただけで、多くの農民は米・野菜といった食料を持ち寄っていました。

村といった小さなコミュニティで誰かが亡くなると、横の繋がりでお互いに助け合い、料理も労働力も持ち寄っていました。なので、現代のように喪主は忙しなく動き回らなくてもく、故人とゆっくりお別れ出来ていたそうなんですよ。

狭い社会単位の中で、共同体として長い年月を共に過ごした思いや経験があるからこそ、うまい具合に成り立っていたシステムだったんですね。

明治時代に食料からお金へ

その頃の慣習で、お互いに助け合っていたことが現代で言う「香典返し」というシステムになり、明治時代になってやっと都市部より、一般の人でもお金を包むというスタイルになりました。

現代では近くの人のみならず、遠方からの参列者もいたりと生活圏が広がっています。お葬式もお金がかかる現代の香典の意味合いは、「お別れの儀式の出費負担をみんなで減らしてあげよう」という相互扶助的な考えとなっています。

現在の香典返しも、相手が一のお葬式の際にすぐにお手伝いに行けるとは限らないため、今の形に変化しています。また半返しも、相手の不幸時と同額の香典を包むことによって、お互いがプラスマイナスゼロという「横並びの文化」が残っているのです。

関係の近さで香典の金額が変わるのも、古い時代の慣習であるお葬式における労働力の大きさの違いを表すことが、いきさつとなっているとされています。

迷ってしまいがちな香典金額やタブー

NG

香典袋にいくら包むのかということは、上記の通り故人との関係により大きく変わります。まずは前提として少なすぎても多すぎてもマナー違反となってしまうことを覚えておきましょう。

香典金額の相場

冠婚葬祭において、目上の者より目下の者が多く香典袋に包むということは失礼にあたります。しかし、香典金額が1,000円、2,000円といった少額では、香典返しやお通夜料理を用意する遺族の方々にとって、金額的負担を掛けさせてしまうことになります。

知り合い程度であれば一般的には3,000円からが妥当です。ちなみに故人の年代・場所をひっくるめた全国平均香典金額は5,000円となっています。

故人との関係による香典金額の相場をまとめると、

祖父母:10,000円
両親:100,000円
兄弟姉妹:30,000円
叔父叔母など親戚関係:10,000円
友人や知人:5,000円
ご近所:5,000円
友人の家族:5,000円
勤務先:5,000円(役職の上下をひっくるめて)
仕事上の取引先:10,000円

となっています。

香典の金額を決定するのに、さらにもう一つ大事な要因は本人の気持ちの距離と言われています。とても親しくしていて悲しみが深い場合は、平均金額にその気持ちを上乗せするなどして、等臨機応変にしましょう。

香典のタブー

香典金額で数字の「4」と「9」はタブーとされています。4は「死ぬ」、9は「苦しむ」を連想させるという理由で、4,000円・40,000円・9,000円という金額は避けなければなりません

また、偶数の金額も好まれておらず、マナー違反となりますので、3,000円・5,000円・10,000円・30,000円・50,000円・100,000円といった切りの良い数字が一般的となっています。

使用する紙幣も新札ですと「前もって用意していた」という意味になりあますのでタブーです。折り目のついた古いお札を包みましょう。

香典袋の種類と書き方

筆ペン

それでは、お葬式や通夜で使うと良い香典袋の種類と、書き方についてご紹介します。

香典袋の種類

香典袋は水引が印刷されているシンプルなものから、豪華な水引のものまで多く種類があり、宗教によっても使用する香典袋の種類が違っています。

また、包む香典金額によって香典袋を選ぶのが目安となっており、金額が5,000円前後までは水引が印刷されているもの、10,000円を超す場合は水引が付いているものを選ぶのが一般的となっています。

蓮の花が印刷された香典袋は、仏式の時のみ使用します。神式・キリスト式では使いませんので注意して下さい。

香典袋の書き方

香典袋の書き方も、宗教・儀式の意味合いによって違いがあります。用途を間違えると失礼に当たりますので、注意しましょう。

仏式の場合は御霊前・御香典・御香料、神式の場合は御霊前・御玉串料・御神前、キリスト式の場合は御霊前・御花料・献花料、無宗教式の場合は御霊前と香典袋に表書きします。全ての宗教・宗派の葬儀において使用可能とされているのは「御霊前」ですので、不安な場合はこれを選びましょう。

使用する筆記用具は、薄墨の筆(筆ペンも可)です。香典袋の水引から上の場所に「御霊前」などの用途を書き、下に名前をフルネームで記します。「御仏前」というのはお葬式では使用せず、四十九日法要より使う表書きですのでご注意ください。

香典袋の折り方

水引が付いている香典袋を使う場合に気を付けたいのが、香典袋裏側の折り方です。結婚式等の慶事とは逆で先に下側を折り、次に上の折りを重ねるやり方です。

これは返しが下に向くことによって、悲しみを表しているんです。うっかり間違ってしまうとマナー違反というより失礼に当たってしまいますので、十分な注意が必要です。

また裏側に名前・金額を書く欄があった場合は、もれなく記入しましょう。漢数字にて金額を書き、郵便番号・住所・氏名を省略することなく書きます。これは喪家のお手を煩わせないためのマナーとなっています。

香典に関するその他の注意事項

注意2

香典に包む金額や香典袋の書き方が分かったら、その他の注意事項です。

香典は「ふくさ」で包む

香典をそのまま持っていきお渡しするのはマナー違反になりますので、できれば「ふくさ」に包んで持参するようにしましょう。

包む順番も慶事とは逆になっています。ふくさを菱形に置き、真ん中に香典袋を置きます。右、下、上、左という順番で包んでいきます。最近ではすでに形が出来上がっていて香典袋を挟みこむだけのシンプルなふくさも存在します。

いくら急な出来事と言えど、現地でお金を包んだり、ビニール袋に入れて持参することはやめましょう。

弔問できない時の対応

家族が代理人として弔問に行く場合もあります。代理人は配偶者もしくは成人した子供でも構いません。また故人・遺族と面識が無い代理人でも失礼に当たりません。そして後日、改めて本人が弔問するのが一般的となっています。

もし代理人を立てられない場合は弔電を打ち、後日お悔やみの手紙を出します。くれぐれも多忙な喪家への電話によるお悔やみは慎みましょう。

香典を持参できない時の対応

香典は持参するのが礼儀とされていますが、突然のことでやむを得ず持参出来ない場合もあります。

その時は後日、現金書留にて香典を郵送しましょう。上記の通り香典袋に表書きをして書留用封筒に入れ、お悔やみの手紙を添えて喪主宛で出します。

故人を偲んで、悲しみに暮れる遺族を気遣うため、できればお手紙は同封しましょう。

まとめ

以上のように、香典袋の使用の仕方にはさまざまなマナーが存在しますが、根底にあるのは全て喪家・遺族の方々への配慮です。

突然の出来事であったり、長い療養生活の末であればお覚悟があった場合もあるかもしれませんが、悲しみの深さに違いはありません。

通夜から葬儀を無事終えるまでは喪家は特に忙しく、そういった時に参列する立場の人が出来ること・喪家の方々が望むことは彼らを気遣うことだけなのです。

たとえ参列者に知り合いを見つけても、目礼に留めておくなどが正しい配慮です。

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